ペットと高齢者が最期まで一緒にいるために

2019/01/21

今や空前の猫ブームと言われ、猫を飼っている割合が犬を飼っている割合を上回る調査結果が出ています。子供が独立した人や単身で暮らしている人達にとって、ペットはかけがえのない存在と言えます。ですが、自身が高齢で入院が必要となった場合、そして、もしもペットを残して先に亡くなってしまう場合もあるのです。その時どうするか考えていますか。

犬や猫は当たり前ですが人間よりも早く年をとります。若いころは元気に走り回っていても人間と同じように足腰が弱くなり病気にもなりやすいです。もしも、あなたが高齢者だった場合、愛犬や愛猫をすぐに動物病院へ連れていくことは可能ですか。人と違って動物には保険証はありませんから治療費が高額になりやすいです。年金暮らしの場合捻出できるお金も限られてきます。そして、運転免許を返納している場合、移動手段はどうするのかどうやって運ぶのか考えなくてはいけません。

このようにペットも人も高齢だった場合は自分の身の回りの世話もペットの世話も出来なくなって困り果てた結果、やむなく保健所へ連れていくという悲しい現実が起きています。
最近の調査では、ペットを保健所に持ち込んだ理由として、およそ7割が飼い主の健康問題という結果が出ています。ペットと関わる環境も高齢化の波は来ているのです。

家族の一員として、心のよりどころとなっているペットの存在。一緒に通えるデイサービスもありますが全国的にはまだまだ少数派です。最期まで一緒に暮らし続けるためにどうすればいいのか、今、元気なうちに、自分の意志で体が動かせるうちに考えなくてはいけません。
保健所で殺処分という最悪の別れを避けるために、自身で世話ができなくなった時、飼ってくれる人を決めておくことは、生きる気力を失わないためにも、かけがえのない命を守るためにも重要な問題なのです。