広場恐怖症とパニック発作の関係とは

2019/03/11

広場恐怖症をご存知でしょうか。「広場が怖いの?」と名前からそう思ってしまいますが、公園や広場が苦手というわけではなく、「広場恐怖」というのは、パニック発作やパニック様症状が起きた時、そこから逃れられない、あるいは助けが得られないような場所や状況を恐れ、避ける症状をいいます。

そのような場所や状況は広場とは限りません。一人での外出、乗り物に乗る、人混み、行列に並ぶ、橋の上、高速道路、美容院へ行く、歯医者にかかる、劇場、会議などがあります。広場というより、行動の自由が束縛されて、発作が起きたときすぐに逃げられない場所や状況が対象になりやすいことがわかります。

よくある症状は次の通りです。
心臓の動悸が激しくなる
手や顔に激しい汗をかく
呼吸困難
漠然とした恐怖感・不安感
胸の痛みや吐き気 嘔吐
震え
このような症状は非常に苦しく「自分はこのまま死んでしまうのではないか」と思うほどですが、決して死ぬことがないのもパニック発作の特徴ともいえます。
ですが、また症状が出るのではないかという不安感から次第に外出が困難になり、一歩も外に出られないという人もいるのです。

家族の方はできるだけ見守るように心がけてください。決して外出を無理強いすることはしないようにしてゆったりと過ごせるようにしてください。
薬物療法も有効ですので、自分に合った薬を見つけることも重要です。
また、少しずつ苦手な場所へ行ってみることを暴露療法といいますが、例えば、駅まで行く。クリア出来たら次はホームまで行ってみるというように自分で課題を与えてほんの少しずつ出来るようにしていくことで自信に繋げられるようにして、大丈夫だった、症状が出なかったという成功体験を増やすのです。

焦って他者と比べてマイナス思考に陥ってしまいますが、ゆっくりと自分のペースで一歩ずつ前に進む気持ちでいましょう。