常に不安が付きまとう全般性不安障害

2019/07/01

自分や家族の健康、勉強、仕事、人間関係など、私たちが生きていく環境の中には様々な心配があります。どんな人にも心配の種は存在しますが、一日中心配で居ても立っても居られないということは少なく、時間とともに意識が他のことに移ったりして、心配事が気持ちの中心でいることはなくなります。

ところが全般性不安障害だと、どのような状況でも不安が続きます。「子供が出かけた後、救急車の音がしたが事故にでも遭っているのでは」「夫が取り返しのつかないミスをするのではないか」「最近体の調子が悪いが重い病気かもしれない」など、心配事は人それぞれですが、些細なことでもよからぬ考えが頭をよぎり不安を拭い去ることが出来ないのです。

全般性不安障害はパニック障害のように強い発作は起こりませんが、いつも漠然とした不安感に襲われていて家事や仕事が手につかず、物事に集中することが出来ません。

全般性不安障害の原因ははっきりとはしていませんが、環境的要因、生物学的要因、性格的要因、遺伝的要因が関係して発症すると考えられています。

常に心配しているので、疲れやすくイライラする、眠れないなど様々な弊害がおきて生活の質、いわゆるQOLを低下させてしまうのです。

先のことは誰にもわかりません。善い事、悪いこと、良くも悪くもない何が起きるか分かりません。不安に思うのは先が見えないから。先のことが分からないから不安になるのです。不安とは転ばぬ先の杖のようなものですが、悪いことが起きると仮定して、それを決定づけてしまうのは良いことではありません。考えすぎて心身共に疲れ果てているのなら、専門機関に相談してみることをお勧めします。