人前で極端に緊張する社交不安症

2019/11/12

人と話すのが怖い、視線が気になる、これは程度の差はあれ、誰にでもある感情ですが、極端に人前で緊張してしまい生活に支障がでるようであれば社交不安症の疑いがあるかもしれません。どうすれば人前でも自分らしくいられるのか考えていきましょう。

社交不安症は一般に広く知られている対人恐怖症とほぼ同じと考えていいでしょう。
社交不安症の特徴は次の通りです。
赤面恐怖
視線恐怖
人前で文字を書くときに震えてしまう書痙(しょけい)
スピーチ恐怖

共通点はどれも人前で症状が現れることです。
人前で症状が出ることで、毎日の生活に支障が生じて、大きな苦痛を伴います。
発症する年齢は10代半ばから20代前半が多いとされていて、人口の1.5パーセントが一生に一度は発症すると言われています。

中学高校ではなんとかやり過ごすことが出来ても、社会人になって人前に出る機会が増えてどうしようもない苦痛を感じて受診する人が多いのです。

社会人になると、大勢の前で何かしらの発言をしなければならないことはよくあります。会社でなくとも、自治会や育成会など地域の集会でも人前で発表するときは誰でも多少緊張しますが、社交不安症の場合はその緊張が極端に強く出て、その結果、手や声の震えや発汗、赤面でその場から逃げ出したくなる衝動にかられます。

社交不安症は人前でいつも通りに接することが出来ない自分を責めてうつ病を発症したり、極度の緊張から逃れようとして飲酒を繰り返すことでアルコール依存症を発症ケースもあります。

社交不安症の原因とも言えることは「人前で失敗したくない」という気持ちです。
相手に自分の緊張や不安が伝わるのではないかと最悪な場面を考えてしまい、絶対に失敗してはいけないと自分に注意が行き過ぎるのです。
バカにされるのではないか、笑われるのではないかと悪い結末ばかりを想定してしまい、実際に失敗することで更なる不安が募ってしまい悪循環に陥ってしまいます。

社交不安症の人は、人から嫌われたくない、人からどう見られているか常に気にする傾向が強く、失敗したくないという気持ちが強いあまり自分に意識が向けられがちなのです。

他者はあなたが思うほど、あなたのことを見ていません。あなたの一挙手一投足を見逃すまいとしている人は先ずいないと言ってもいいでしょう。
あなた以上にあなたを気にかけてはいないのです。