愛着障害における行動パターン

2019/12/12

前回は愛着障害についてお話しましたが、今回は更に愛着障害の行動パターンについて掘り下げてみましょう。
愛着障害とは「愛着(アタッチメント)」とは、イギリスの精神科医ボウルビィによる概念で、特定の人に対する情緒的な絆のことです。
幼少期に養育者(母親)などから十分な安心感や安全感、自分は受け入れられているという実感や愛されている、守られていると言う基地的気持ちを構築する第一歩ともいえるコミュニケーションが育まれる事が出来ずに、その後の人間関係や社会性に問題が現れることを言います。

愛着=情緒的な絆は人間が元から備わった機能ではなく、生まれ育った養育環境で他者と関りながら獲得していくもので人によって差が出てくるといえます。

愛着障害における特徴的行動はこんなものがあります。
自己肯定感がとても低く、自分は他者よりも劣っていて「どうせ私なんか」と常に思っています。
これは幼少期に親などから認めてもらえなかった。あるいは兄弟などといつも比べられ褒めてもらう機会が極端に少なかったことも。

他者の反応を試すような行動をとる、あるいは嘘をつく。爪をかんだり、頭を壁に叩きつけるなどの行為。
これは自分がどれだけ相手から注目されているか確かめる行為とも言えます。わざと困らせることを言ったり思ってもいない酷い言葉をぶつけても、見放さず
受け止めてもらいたいと願う気持ちの現れで、駄々っ子のように親に甘えても受け入れてもらいたい安心感を求めているのです。

他にも不安感が強く、イライラしやすい、落ち込みやすいなど。

この行動パターンはベストな選択肢ではないと自覚もあります。こんなことを言っても(しても)相手は良く思わないと分かっているのです。でもやってしまうの。苦しさと悲しさしかなく、負のスパイラルに陥りやすいのです。