感染症予防のための外出自粛がDVや虐待の温床になる

2020/03/30

新型コロナウイルスが世界中に広がっている状態で、日本でも外出自粛が今後も続いていきそうな見通しです。子供たちも学校へも行けず自宅にこもりきりで、母親も子供を残しておけず仕事を休まざる負えなくなり、夫はテレワークで家に居る。家族がそれぞれの持ち場を無くして一日中顔を合わせている、異常とも言える環境が続いています。

そんな環境に長時間身を置くと誰でも強いストレスを感じます。
ため込んだストレスは自分自身で抑え込むことは出来ずストレスを排除しようとします。その方法で手っ取り早いのが攻撃です。

攻撃の対象者は自分より弱い人。立場の弱い女性や子供が標的になるのです。
仕事を休むことで収入が減り、経済的に追い込まれると不安になります。今まで当たり前に仕事や買い物で出かけていたことが出来なくなる。マスクを着けずに外を歩くと白い目で見られる。そもそもマスクが手に入らないのにどうしたらいいのか。
母親は一日三食作らなくてはいけなくなり食費が跳ね上がり悲鳴をあげている。
子供は外にも出られず思い切り体を動かすことも出来ず、友達と遊ぶことも出来ない。

外出自粛で、もともと虐待が行われていた家庭では、子供は家が地獄となる。学校というある種の避難所がなくなってしまうのです。

海外でも配偶者からの暴力、子供への虐待が増加傾向にあります。
このまま外出自粛が長引けば家庭という密室空間で悲劇の温床になってしまいます。

日本では「配偶者暴力相談支援センター」が各自治体に置かれています。自分だけで抱え込まずに、まずは外部の人と連絡を取り、被害の相談をすることをお勧めします。
虐待は児童相談所の全国共通ダイヤルは「189」へ。もしくは親戚の家や祖父母宅、お友達の家に避難して助けを求めてください。