こどもの鬱について考えよう

2020/04/27

「うつ」と聞くと、大人の病のように感じますが、子供にも「うつ」はあります。15歳以下の発症率が大人と大差ないと言われているのです。子供の鬱について対策を考えてみましょう。

うつ病を発症する年齢は12歳以降急激に増えていきます。この年代は、思春期や進学による環境の変化がストレスとなって、鬱病を発症しやすいとされています。

子供のうつは大人と症状が違うため親や教師などが気づきにくいと言われています。大人のうつの代表的な症状として、憂鬱な気分、睡眠不足、食欲減退などがあげられますが、子供の場合は、ゆううつな気分⇒イライラ怒りっぽいとなり、睡眠不足⇒過眠となり、食欲減退⇒過食というように違った現れ方をします。

またこういった症状は反抗期や思春期にも起こりうることで、違いが分かりにくいとされていますが、症状の基準とされている項目が以下の通りです。
憂うつ
興味や喜びの喪失
食欲の異常
ソワソワして落ち着かない
体が重く感じる
疲れやすい
自分を責める
思考力集中力の低下
死にたいと思う

上記二つを含めて五つ以上が当てはまり、なおかつ、ほとんど一日中、二週間以上続き、学校や家庭で何らかの問題がある場合、うつ病と診断されます。

また、最近になって分かってきたことで、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、限局性学習症(LD)などの発達障害によって発症しやすいと言われてきています。
また、うつと診断されたきっかけで、発達障害だと分かったケースも多いとされています。

子供がうつかもしれないと思ったらどうすればいいか考えていきましょう。
一人で抱え込まずに、かかりつけの小児科に相談してみましょう。誰にも相談できずにネットだけを頼りにしてしまうと間違った情報にも惑わされてしまう危険性が高いので、信頼できる第三者を見つけましょう。

ただし、死についてや、自殺に関わる行動をした場合は、早急に医療機関を受診してください。思春期は特に不安定で、衝動的な行動を起こしやすく、その気がなくても突発的な行動を起こしかねないので注意が必要です。

子供を責めたりせずに、子供の話に耳を傾け、共感して上げることが大切です。