産後うつを放置するのは危険です

2018/10/22

1位自殺、2位ガン、3位心疾患、4位出血。これは産後一年未満に死亡した女性の死因の高い順に挙げたものです。1位が自殺とはとてもショッキングな結果と言えます。

産後うつとは、産後に発症するうつ病で、10~20%に生じるとされています。1日中気分が沈む、日常生活の中で興味や喜びが感じられない、赤ちゃんに何の感情もわいてこない、食欲もなく体重が減る、不眠/睡眠過多などがサインとなります。マタニティ・ブルー(ズ)とは異なり、治療を必要とする病気です。

産後うつが疑われる代表的な症状は、育児を楽しめない、授乳以外で夜中に起きてしまう、母親としての自分に価値がないと思う、この三点です。

自分のお腹で日々成長する赤ちゃんが生まれた途端、何もわからないまま赤ちゃんのお世話をするのは本当に大変です。
赤ちゃんだけでも大変なのに、家のこと、上の子がいる場合はさらにしんどいと思います。

今は子供を産み育てる環境が大きく様変わりしています。同居が当たり前だった時代は母親以外の誰かが世話をしてくれて、一人の子供を家族だけでなく、地域で面倒をみるのが当たり前でした。
今は、隣に誰が住んでいるのかも分からないのが普通になってしまい、実家の親とも離れていて、頼りになるのは育児雑誌やネットくらい。

家に独りぼっちで、泣いている赤ちゃんにママ自身も途方に暮れて一緒に泣いてしまうこともあるのではないでしょうか。
赤ちゃんは泣くのが仕事です。でも、お母さんが疲れてヘトヘトで泣いていても「母親なんだからしっかり」なんて励まされても辛いだけです。

辛い時は「ツライ」と言っていいのです。どんどん周りの手を借りましょう。たまには一人でいる時間だって必要です。
気持ちの落ち込みを放置しているのはとても危険なことなのです。頑張らなくちゃと無理をしてはいけません。